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若手農家が熱意を込めて育てる種無しぶどうの定番
山形県はぶどう生産量全国4位、中でもデラウェアは日本一の産地!山形県高畠町元和田地区は、昼夜の寒暖差と水はけの良い土壌でぶどうに最適の土地です。
この地でぶどう農園を営む「oboco grapes(オボコグレープ)」の髙橋さんご夫婦。園主の髙橋善祐さんは、高畠町で3代続く葡萄農園の長男として生まれ、埼玉にある外国語系大学を卒業し、ニュージーランドとオーストラリアのワイナリー3ヵ所で修業しました。
帰国後長野のワイナリーに勤務し、ぶどう栽培管理や各地のぶどうの仕入れを担当した際に、地元高畠町のぶどうの品質の高さ、そして、ぶどう栽培100年以上の歴史を持ちながら、高齢化に伴い耕作放棄地が増えている現状に気がつき一念発起。「こども世代にぶどうのある風景を残したい」と家族で高畠町に移住し、ぶどう農家としての生活をスタートさせました。
髙橋さんが手がける「デラウェア」は、強い甘みと程よい酸味でバランスが良く、爽やかな味わいです。特にその甘さは人気の大粒品種「ピオーネ」にも負けません。髙橋さんご夫婦が熱意を込めて育てる甘くはじける幸せをぜひご堪能ください。
小粒でかわいいぶどう「デラウェア」
実は山形が生産量日本一!
デラウェアはアメリカ生まれの小粒のぶどう。日本には1872年(明治5年)に初めて輸入されました。
2019年のブドウ品種別栽培面積の調査によると、デラウェアは巨峰・ピオーネに次いで3番目に栽培されている品種だそう。価格的にも手ごろなため、身近なぶどうとして親しまれてきました。
山形県では置賜地方で盛んに栽培されており、デラウェアの生産量日本一を誇ります。
中でも髙橋さんの地元である高畠町の和田地区は有数の名産地。山から吹きおろす風、水はけが良いうえ水もちの良い土壌―ここ和田地区では100年以上も前からデラウェア栽培が行われています。
山形デラウェアのポテンシャルに気づき一念発起
そんな和田地区で3代続くぶどう農園に産まれた髙橋さん。ワイナリーで修行中、さまざまなぶどうを試食するなかで「うちのぶどうってポテンシャルが高いのでは?」と気づきました。そこで、ぶどう農家として歩むべく2022年に家族揃ってUターン移住を決意。ぶどう農園「oboco grape(オボコグレープ)」を立ち上げ、デラウェアをはじめとするぶどう栽培をスタートさせました。
ちなみに「oboco grape(オボコグレープ)」の「おぼこ」とは、山形の方言で「こども」という意味。「ぶどうを通じて、おぼこ(こども)視点でのモノコトづくりを実践していきたい」という想いを込めて名付けたのだそうです。
種無しぶどうは自然にできない!?
デラウェアといえば食べやすい種無しぶどうとして知られていますが、種無しぶどうは自然にできるものではありません。種のないぶどうにするためには、一房一房、人の手で「ジベレリン」という植物ホルモンに漬ける工程が必要になります。
ぶどうの花が咲く6月頃に行う処理なのですが、髙橋さん曰くこのジベレリン処理が一番大変とのこと。声を掛け合って皆で作業しているのだそうです。
ぶどうに精通した若手農家が育てる完熟デラウェア
「いま栽培している畑が特に美味しいデラウェアが育つんですよ」「この畑のデラウェアは、おいしさが一味違うんだよね~」と髙橋さんご夫婦は話します。
現在就農2年目の髙橋さんですが、各地のぶどう農園やワイナリーで修行してきたため、栽培技術はもちろん、栽培の熱意も人一倍です。若手農家のご夫婦が手塩にかけて育てた、甘く爽やかな完熟デラウェアを召し上がってみませんか。
美味しいお召し上がり方
親指と人差し指で粒を挟み、果肉を吸うようにして押し出す食べ方が一般的ですが、髙橋さんのおすすめは「干しレーズン」。干すと皮が気にならず、パクッと丸ごとお召し上がりいただけます。
また、皮が気になる方は冷凍でいただくのもおすすめだそう。
色々な食べ方が楽しめるのがデラウェアのよいところ。ぜひお気に入りの食べ方を見つけてみてくださいね。